離婚日記~夫婦を続けるためには

50代女子。離婚を決めました。どんなふうになっていくのかわからないから・・その道のりを綴ってみようと思います。

同じ屋根の下で暮らす離婚

娘を迎えに行く前に、離婚の話を私から切り出しておいた。

「もうはっきり言って耐えられないから、離婚したいと思ってる」

これまでも同じようなことを言った覚えはある。

それは、こう言いたい私の気持ちをわかってという希望的観測がおそらく含まれている。

わかってほしい・・

わかってもらえない・・

いつもその繰り返しだった。

でも今回は違う。

本気で離れたい自分がいる。

わかってもらおうなんてことは、もう微塵も期待していない。

「いいよ~好きにしろよ。明日にでも離婚届持って来いよ」

俺様はいつも同じ。

お前がそう言うなら俺はかまわないと言う。

「とりあえず、子どもふたりが卒業するまでは私もここに居なくちゃならない。離婚して一緒にいるのも馬鹿げているけど、当面は仕方ないからここに置いてほしい。今まで通り、家事も普通にやるし」

そう言ったものの、離婚した夫婦が同じように生活できるのか。

いくら子どものためと言えども。

それよりも、やっぱり私には甘えがあるんだと思う。

子どもと離れられない、お金も欲しいけどガンガン働くのも無理な気がする・・

痛手を負わずに離婚しようなんて、そんな虫のいい話はないはず。

「何も変わらない。お金のことも今まで通り。ただ、お前とは今離婚して、お前は子どもの卒業と同時に家を出て行け」

俺様もそう言うが、これはやっぱりおかしな話だろうと思う。

たぶん俺様には離婚の気持ちは無い。

私を許さないと言ったり、暴れたりはしても、それは私を嫌いで仕方ないという理由からではない。

でも私は違う。

嫌いで仕方ない。

できれば俺様がパッと目の前から居なくなってくれれば、これほど幸せなことはない。

本音を言わせてもらえれば、住むところがあり、暮らせるお金があり、子どもたちが居て、俺様がいないこと。

これが理想の形。

俺様が死んでしまえばいいといつも思っていた。

同じような気持ちを俺様が私に抱いているかと言えば、それは無いような気がする。

要するに私は俺様が嫌で仕方なくて消えてほしいと思っているが、俺様は別に私のことを大事に思っているわけではないが居てもらえる方がいいと思っている。

世の中で離婚する人やしたいと思っている夫婦はどうなんだろう。

今までそんなふうに考えてみたこともなかったけれど。

相手に暴力を振るわれているとしたら、これはもう命にかかわるので、どんなことがあっても離れなくちゃいけない。

浮気や風俗通い、ギャンブル、金銭の問題、性格や性の不一致、生活のすれ違い・・

これはその程度にもよるが、どこまでお互いが我慢して、譲歩していくかで離婚するかしないかはその夫婦によって基準が違ってくる。

皆はどう考えて暮らしているんだろう。

 

私がここまで俺様を嫌いになったのは・・

一番の理由は長年大切にされていないことがわかったから。

俺様の一番は俺様自身であり、私や子どもの感情には思いも及ばない。

風俗に行ったり、金銭で私に迷惑をかけたり、こうして暴れたりしても、私に一度たりともきちんと謝ってくれたことはない。

近所で仲良くしていた女性が数年前に、やはり傲慢な旦那を置いて子どもたちと出て行った。

彼女は、ひとつでも譲歩してくれればあとは我慢ができるといつも言っていた。

当時はそんなものかと思ったが、今の私もそうかもしれない。

「いろいろ悪かったな」というひと言があれば、俺様のソファーで1ミリも動かない日常も、ちょっとした言い合いで激高する姿も、流していけそうな気がする。

私が欲しいのは、ほんの僅かな詫びや感謝の気持ちなんだ。

 

「離婚はするが、子どもが卒業するまでは、このまま今までと何も変わらずに暮らす。話し合う時は大人として冷静に話し合いをする。子どもたちには迷惑をかけない」

俺様に念を押して、俺様も頷いて、娘を迎えに家を出た。

そして帰ってきてからまたひと悶着がある。