離婚日記~夫婦を続けるためには

50代女子。離婚を決めました。どんなふうになっていくのかわからないから・・その道のりを綴ってみようと思います。

気持ち悪いくらい横柄なさま

離婚をしながらも今までと何も変わらずに過ごしていく―

これは世間一般では難しいことだろうと思う。

でも私にはできる。

何故なら・・

俺様の方はまったくもってわからないが、私自身は夫婦としての関係はとっくに破綻していると思っているから。

私はもう何年も前から、夫婦としてではなく同居人として暮らしている。

私の家族は子どもふたりだと思っている。

でもきっと俺様も世間一般の人も、離婚をしながら同じ屋根の下というのは無理なんだと思う。

私だってきっと、こうはなりたくはなかった。

これには長い長い、私にとってはつらく冷えた道のりがあった。

しょうがない、しょうがない・・

 

 

娘とふたりで家に戻り、お風呂に入った。

俺様はいつも私たちより後に入る。

お風呂から出たあと、俺様はいつもは大好きなテレビを夜中まで見ておそらく12~1時ごろに寝ているようだ。

私は通常、11時ごろにはベッドに入る。

私たち夫婦は、子どもが生まれてからは別々の寝室。

俺様に子どもの泣き声がうるさいと言われてから。

子どもたちは小学生までは、私と同じ部屋で寝ていた。

中学生になって子どもたちはそれぞれの部屋で寝るようになった。

今現在、私と子どもたちはお風呂のあと話をしばらくしてから、ほぼ同時刻に自分たちの部屋に入る。

俺様ひとりがリビングに残り、昼間よりも一層悠々自適にテレビタイムを過ごしている。

 

その晩は俺様は一言もしゃべらず、お風呂から出ると自分の部屋へ行った。

娘とふたり俺様の悪口を機関銃のようにしゃべっていたところ、息子がバイトから帰ってきた。

お風呂の確認をしにいくと、いつもお風呂から出たらきれいにしてあるバスタオルがぐちゃぐちゃぐちゃに置いてある。

リビングのシャッターもいつもなら俺様が降ろして寝るのに、それもやっていない。

「いつもと同じ」じゃあない!

カチンときた。

今回に限ったことではなく、俺様はやると宣言したことをやらないことが多い。

要するに、ズルい人間。

信用が置けない。

これは長年感じてきたことだ。

2階に上がり、俺様の部屋のドアを開けた。

「なんでいつも通りのことをしてくれないの!」

ベッドに寝ていた俺様は、そのままの姿勢で怒鳴る。

「ふざけるな!なんで離婚するのに俺が家のことをやらなきゃいけねえんだよ!てめえらでできることはてめえらでやれ!!」

そりゃそうだ。

「いいか!俺は金を出すんだから、他のことは何もやらねえ!飯も俺の分はもういらねえから!」

怒鳴り声に子どもふたりが駆け付けた。

「わかった。じゃあ、ふたりの前できちんと話してほしんだけど。ふたりの学費と生活費だけは知らねえって途中で投げ出さないで負担してくれるよね?」

「ああ」

俺様が小さく返事をする。

娘が念を押す。

「お父さん、約束してくれるよね?」

「ああ!」

寝転がって、背を向けたままなので、私がしつこく言う。

「お父さん、こっちを向いて、子どもたちにきちんと返事してくれる?」

ありったけの声で俺様が怒鳴った。

「うるせえんだよ!!わかったって言ってるんだよ!!金は出すから安心しろ!!」

じゃあ、よろしくねと言って、3人で1階へ降りた。

閉めなかったドアを、俺様が家が壊れるかという勢いで思いきり閉めた音が響いた。

 

それから2日間、俺様は自らはひと言も発せず、毎食自分で買ってきて食べていた。

外で食べてくればいいものを、わざわざ何かを買ってきては同じテーブルで食べるという神経を疑う。

食べた後はいつもと変わらずリビングでソファーに座り、1ミリも動かずにテレビを見続ける。

不機嫌な顔をしたまま、何もしゃべらずに、同じ時間をなぜ共有できるのか不思議だ。

普通、できるだけ同じ空間にいたくないから、自分の部屋にでも籠ると思う。

俺様がそうしないのはおそらく、そうしたら自分が負けだと感じているからだと思う。

自分は決して悪くない。

悪くもないのに謝ったり、引き下がったりするのはおかしい。

だからどんな雰囲気だろうが俺はこうしてここにいる。

何か思うことがあるのなら、てめえらで考えろ!

といったところだろう。

嫌いな点のひとつ。

てめえという汚い言葉・・

 

娘は真剣に私に婚活をしてほしいらしい。

この生活を大学卒業まで続けるなんて無理だよ、お母さん。

そりゃ、私がもっと若くて、細くて、きれいだったらとっくにその道を選んでいる。

でも・・無理でしょう?

お母さんだって、気を使わずに、いろんな話がたくさんできて、笑って過ごせる時間を共有できる人が居たらそうしたい。

でも、子どもふたりと同居してくれるような度量の大きな人がいるとは思えないし・・。

そうだ!

お父さんが学費だけじゃなくて、生活費を出してくれて、お母さんが頑張って働けば何とかなるんじゃないの?

お父さんがどのくらい出してくれれば3人で生活できるだろうねえ・・

お父さん、出すよって言いながら出してくれない人だから、そこ心配・・

でもとりあえず、この生活耐えられないから交渉してみようか!

お金さえ出してもらえれば、明日にでも出ていきたいよね…

 

そういう話を子どもたちと打ち合わせて、2日目の夜、俺様と話し合いを試みた。

俺様からどのくらいの生活費を引き出せるかが勝負だ。