離婚日記~夫婦を続けるためには

50代女子。離婚を決めました。どんなふうになっていくのかわからないから・・その道のりを綴ってみようと思います。

俺様の逆襲

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昔のカップヌードルのCMソング。

これと同じくCMソングだった鈴木雅之の「ガラス越しに消えた夏」。

曲調がめちゃ似ていると思ったら、同じ大沢誉志幸が作曲している。

どおりで、どちらもいい曲!

 

私は若かりし頃、レコード会社のディレクターまわりをしていたことがある。

作詞家を志していて、当時小比類巻かほる研ナオコの曲を担当してみないかという、うれしいお話もいただいて。

でも結局、力不足でボツだった。

ということで、私はJ-POPも洋楽も大好きで、音楽なしの人生は考えられない。

ちなみに俺様はまったく興味がない。

趣味も味覚も何もかもが違うのに、よく今まで一緒に過ごしてこられたと、子どもたちにも言われる。

 

 

突然ここから始めたのは、先日母子3人で平成最後の夏のカラオケに行ってきた話をしたいから。

毎年必ず夏休みには、3人で6時間ほど歌いまくる。

今回私が歌った曲のうちのひとつが、冒頭の「そして僕は途方に暮れる」。

当時、この曲に今までにない新しさを感じて、お気に入りの1曲だった。

カラオケで歌ったこの日から、何度も頭の中でリピートされていて、とまらないフレーズがある。

 

 ♪ひとつ残らず君を悲しませないものを 君の世界のすべてにすればいい♪

 

う~ん・・このセリフ。

この男の言い分が理解できる。

それがリピートの理由。

「1度たりとも君は傷つきたくないの?」

そう問われて、

「そんな世界はないのだよ・・」

そう言われている気がする。

結局はすべて私のわがままなんじゃないだろうか。

悲しまない夫婦生活はきっとないんだろう、たぶん。

どんなに仲良く見えても。

 

今回はカラオケで号泣もして、娘に引かれた。

歌って泣いた曲はこれ。

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中島みゆきの歌。

本人じゃないけど、これはこれでいい感じ。

以前から聴くだけで泣けてくる歌。

大丈夫かな~と思いながら歌ったら案の定、途中から号泣となり・・

娘から「カラオケ歌いながら泣く人を生まれて初めて見た~」と白い目で見られ。

でも息子はひとこと。

「お母さんは感情が豊かなんだよね・・」

ありがとう、息子よ。

 

 

 

そしてあの夜の話に戻して。

そんな優しい息子が、危険なブーメランを俺様に投げてしまい、今返ってきそうな気配を感じた母。

ヤバい、助けなければ!

「そうだね、きっと太郎だったらそんなふうにはならないだろうね~強いお嫁さんの尻に敷かれちゃうかもねえ・・」

注)仮の名で息子を太郎、娘を花子とします。

私の横入りが功を奏したのか、ブーメランは息子には直接返らなかったが、俺様はとうとうイラつきを抑えられなくなってきていた。

「お前ら、いい加減にしろよ・・」

よし。お前らになっている。

息子ではない。

以前、俺様と息子はやりあった時があった。

俺様の父親のことを、ストレートに嫌いだと言い切った息子に掴み掛ろうとした俺様を私が全身で止めた。

今回もあれを覚悟したが、大丈夫だった。

息子が今回ブーメランを放ったのも、きちんと理由がある。

彼は今大学で遺伝の勉強をしていて、人類がいかに遺伝に逆らえないかを学んでしまい、それで少し苦しんでいた。

自分の中に、父親と祖父の流れができてしまっているのではないかという不安を、ときどき私にぶつけてくる。

「俺がお父さんだったら死んでる」という言葉が彼の口から出たのには、そういう理由がある。

将来結婚して、もしもお父さんみたいな振る舞いをして奥さんを悲しませたらあまりにも惨めだから、そのときは俺を殺してほしいと私に本気で何度か訴えている。

はじめはそのたびに笑って「はいはい」と済ませてきたが、彼が本気でそう言っているのだと、しばらくしてわかってきた。

父親が嫌いで、祖父が嫌いで、自分がそうなりたくないと抵抗しているんだなということが、きちんと私に伝わってきた。

そういう彼の想いを俺様が知る由もなく、理解してほしいとも思っていない。

息子にも娘にも私にも、わかってほしいけれどわかってくれないだろうという無数の想いが今は大きな塊となって、体の中にぽっかりと浮いている。

その塊に気づいてほしい気持ちももはや無く、それは永遠にそこにあり、俺様がこの世から消えても残っていくことは覚悟している。

私は先が短いが、彼らがずっとこの塊を持ったままだとすると、申し訳ない気がする。

少しでも幸せな結婚をして、その塊の存在が薄れていけばいいと願っている。

 

「お前ら何様なんだ?俺は一生懸命やってる。俺は誰にも迷惑をかけていない。お前らにこうしろとも言わない。俺の何が悪い?何を謝れって言ってるんだ?」

俺様の逆襲が始まった。

おいおい、私には特に謝るべきことはいっぱいあるんじゃないの?